わりといろんなことを書いてる適当なブログ
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前回更新から3か月。これは酷い。
完全に降りきった重い腰を再び上げます。
前回はプール部の中でも、主にガラス屋根で日光が入る部分を取り上げました。
今回は日の当たらない、メインプールよりも奥側のエリアを解説します。
例によってあの酷い図を再掲。
奥のほうに行く前に、まずは露天風呂エリアからでしたか。
10. 露天風呂「雪見洞窟」
「チャプチャプ」の横から表に出ると露天風呂です。
やはりこちらも一風変わった雰囲気で、ピラミッド状の屋根と、階段状の構造物。
この階段も、テオティワカン遺跡をイメージしたものだそうです。
そして、屋根の中央には1m程度の細い隙間。
冬になるとここから雪が入り込んでくるため、「雪見洞窟」という名前になったのだとか。
11. 露天風呂「カマクラミッド」
「雪見洞窟」の横は床にお湯が薄く張られていて、そこに6つあった少人数用の小さなお風呂。
こちらもコンクリート製で上部に隙間のある覆いがついていましたが、その様子は名前の通り、かまくらのようでした。
設計思想としては思いっきりカップル向けで、なかなか外から様子を見にくいということは、それはもうこんなことやあんなことが(自主規制)…だったそうです。
大人向け施設・スプリングスの中でも最もアダルティーな場所だったんでしょう。たぶん。
私としてはその秘密基地っぽさに浮かれていた記憶しかありません…小学生でしたからね。
さて、ここから奥側(「奥の郷」という名称があったそうな)の解説です。
13. 湯の川
ちょっと番号が前後しますが、先にこちらから。
クアミッドから流れ出た湯は、通路を跨いで奥の郷に向かい、その中央の湯船を囲う通路部に注ぎます。
つまり、カマクラミッド周辺と同じくこちらも通路にお湯が流れているわけですね。
水を飛ばしながら歩くのは楽しかった、というのが当時の記憶です。
通路なのに寝転んでお湯に浸かってみたような覚えも…?(笑)
12. カゲユ・ジャワワ
で、湯の川に囲まれた中央部分は、浅い部分と深い部分が混在する浴槽になっています。
メインプールに近い側は「カゲユ」という、床が正方形にくり抜かれた感じになっていて、横にはコンクリート製の衝立のようなもの(高さ1m少々?)が設置されたお風呂。
奥側には、半月型の形状で、バイブラの設置された「ジャワワ」。
浅い部分から急に深くなっているので、気を付けないと落とし穴のようにはまる危険がありました(実際何回か落ちてます)。
実際、足を踏み外した拍子に衝立で体を擦りむいたお客様がいらしたとか。
よく考えたら浅い湯に寝転がったのはこっちだったかもしれません。
14. アチチ・半月・ノビノビット
奥の郷に入って左手(レストラン側)に並ぶ三種類のお風呂。
手前から、湯温高めの「アチチ」(42~43℃)、半月型浴槽のその名も「半月」、寝転がって入るジェット付きの「ノビノビット」。
「半月」は当初ハーブ入りのお湯を張る予定が、施設の届け出が浴場ではなくプール施設としてだったため、保健所からストップがかかったとか。
「ノビノビット」は、底からのジェットで体が浮き上がるのを防ぐために手すりの設置を提案したら、「自然な掘り出し感覚に反する」とプロデューサーに反対されたとか。
…なかなかスプリングスの苦労を垣間見ることができる部分かもしれません。
15. ザ・ヒノキ
「奥の郷」の中でも最奥に位置し、区切りが設けられた部分。
名前の通り、檜風呂です。
スプリングスに来てはここに籠る常連さんも何名かいらっしゃったとか。
施設中、最も温泉らしい部分でしたので、そうなるのもわかります。
16. ミストサウナ
二種類あったサウナの右側。
ガラス戸で区切られた室内に、水蒸気がぶわーーっと満たされています。
サウナとはいえ大して暑くはなく、ミストに包まれるような不思議な感覚が好きだったのか、よく一人で入って遊んでいた記憶が。
17. サウナ
サウナ。サウナです。
ただ、一般的なサウナよりは低めの85℃程度に設定されていたそうですが。
それでもやはり、マット交換作業は従業員にとって苦痛だったでしょう…。
45秒の壁を破るのに必死だったそうです。
18. ヒヤヤ
サウナのすぐ横にある、まあ言ってしまえば水風呂です。
サウナに入りもしていないのに水風呂に入ろうとしたり、そんな思い出が。
よし、とりあえずプール施設部分はこれで全部です。
最後のほう、解説がかなり雑になっている気もしますが…。
次回第3回では、プール部以外の施設、レストランやラウンジなどについて触れましょう。
なるべく早く書きます!
完全に降りきった重い腰を再び上げます。
前回はプール部の中でも、主にガラス屋根で日光が入る部分を取り上げました。
今回は日の当たらない、メインプールよりも奥側のエリアを解説します。
例によってあの酷い図を再掲。
奥のほうに行く前に、まずは露天風呂エリアからでしたか。
10. 露天風呂「雪見洞窟」
「チャプチャプ」の横から表に出ると露天風呂です。
やはりこちらも一風変わった雰囲気で、ピラミッド状の屋根と、階段状の構造物。
この階段も、テオティワカン遺跡をイメージしたものだそうです。
そして、屋根の中央には1m程度の細い隙間。
冬になるとここから雪が入り込んでくるため、「雪見洞窟」という名前になったのだとか。
11. 露天風呂「カマクラミッド」
「雪見洞窟」の横は床にお湯が薄く張られていて、そこに6つあった少人数用の小さなお風呂。
こちらもコンクリート製で上部に隙間のある覆いがついていましたが、その様子は名前の通り、かまくらのようでした。
設計思想としては思いっきりカップル向けで、なかなか外から様子を見にくいということは、それはもうこんなことやあんなことが(自主規制)…だったそうです。
大人向け施設・スプリングスの中でも最もアダルティーな場所だったんでしょう。たぶん。
私としてはその秘密基地っぽさに浮かれていた記憶しかありません…小学生でしたからね。
さて、ここから奥側(「奥の郷」という名称があったそうな)の解説です。
13. 湯の川
ちょっと番号が前後しますが、先にこちらから。
クアミッドから流れ出た湯は、通路を跨いで奥の郷に向かい、その中央の湯船を囲う通路部に注ぎます。
つまり、カマクラミッド周辺と同じくこちらも通路にお湯が流れているわけですね。
水を飛ばしながら歩くのは楽しかった、というのが当時の記憶です。
通路なのに寝転んでお湯に浸かってみたような覚えも…?(笑)
12. カゲユ・ジャワワ
で、湯の川に囲まれた中央部分は、浅い部分と深い部分が混在する浴槽になっています。
メインプールに近い側は「カゲユ」という、床が正方形にくり抜かれた感じになっていて、横にはコンクリート製の衝立のようなもの(高さ1m少々?)が設置されたお風呂。
奥側には、半月型の形状で、バイブラの設置された「ジャワワ」。
浅い部分から急に深くなっているので、気を付けないと落とし穴のようにはまる危険がありました(実際何回か落ちてます)。
実際、足を踏み外した拍子に衝立で体を擦りむいたお客様がいらしたとか。
よく考えたら浅い湯に寝転がったのはこっちだったかもしれません。
14. アチチ・半月・ノビノビット
奥の郷に入って左手(レストラン側)に並ぶ三種類のお風呂。
手前から、湯温高めの「アチチ」(42~43℃)、半月型浴槽のその名も「半月」、寝転がって入るジェット付きの「ノビノビット」。
「半月」は当初ハーブ入りのお湯を張る予定が、施設の届け出が浴場ではなくプール施設としてだったため、保健所からストップがかかったとか。
「ノビノビット」は、底からのジェットで体が浮き上がるのを防ぐために手すりの設置を提案したら、「自然な掘り出し感覚に反する」とプロデューサーに反対されたとか。
…なかなかスプリングスの苦労を垣間見ることができる部分かもしれません。
15. ザ・ヒノキ
「奥の郷」の中でも最奥に位置し、区切りが設けられた部分。
名前の通り、檜風呂です。
スプリングスに来てはここに籠る常連さんも何名かいらっしゃったとか。
施設中、最も温泉らしい部分でしたので、そうなるのもわかります。
16. ミストサウナ
二種類あったサウナの右側。
ガラス戸で区切られた室内に、水蒸気がぶわーーっと満たされています。
サウナとはいえ大して暑くはなく、ミストに包まれるような不思議な感覚が好きだったのか、よく一人で入って遊んでいた記憶が。
17. サウナ
サウナ。サウナです。
ただ、一般的なサウナよりは低めの85℃程度に設定されていたそうですが。
それでもやはり、マット交換作業は従業員にとって苦痛だったでしょう…。
45秒の壁を破るのに必死だったそうです。
18. ヒヤヤ
サウナのすぐ横にある、まあ言ってしまえば水風呂です。
サウナに入りもしていないのに水風呂に入ろうとしたり、そんな思い出が。
よし、とりあえずプール施設部分はこれで全部です。
最後のほう、解説がかなり雑になっている気もしますが…。
次回第3回では、プール部以外の施設、レストランやラウンジなどについて触れましょう。
なるべく早く書きます!
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ようやっと時間を作って、重い腰を上げました…。
一昨年、かつて札幌市中央区はサッポロファクトリーに存在した「サッポロスプリングス」についての記事をなんとなく書いてみましたが、その後なんと当時の関係者の方からお話を聞くことが出来たので、改めて記録としてまとめることにしました。
今回は、プール部分の施設に関するデータです。
とりあえず、基本データを。
サッポロスプリングスは、サッポロファクトリーの中核を担う都市型温浴施設として、ファクトリーと共に1993年にオープンしました。
施設のプロデュースは榎本了壱氏(http://www.atamatote.co.jp/)、設計は竹山聖氏(現・京大教授)、設計組織アモルフ(http://amorphe.jp/)によるもの。
メキシコ・テオティワカン遺跡をモチーフとし、「掘り出し感覚」を意識してデザインされたといいます。
ちなみに、アモルフ社のサイトからは、スプリングスの貴重な内部写真2枚が閲覧可能。
(WORKS→Buildings→1993)
「大人の空間」を意識し作られた施設は、随所に高い芸術性を持っていました。
が、集客のほうは芳しくなかったようで、90年代末にはワンデイスパに営業譲渡&施設名変更、更に数年後にはナムコへ経営が移り「温泉リゾートサリア」となり、ナムコ撤退後も「スパリゾートサリア」として営業を続けた後、2009年初頭に営業を終了。現在跡地はオフィススペースになっているそうです。
スプリングス時代の画像はネット上にもほとんど転がってないですね。画像検索をかけるなら、営業譲渡後の「ワンデイスパ」「温泉リゾートサリア」なんかのキーワードのほうがよく見つかります。
では、プール部分の各施設を解説しましょう。
図を用意したので、それを基に進めていきます。
酷い図ですね…描画ソフトで手書きした結果がこれです。勘弁して下さい。
とりあえず進めます。
1. メインプール
施設中央部に位置する一番大きなプール。
最長部で23mと、一般的な短水路プールよりやや小さいサイズです。
このメインプールの上部には、大きな船の模型が天井から吊り下げられており、夜になるとライトアップされた幻想的な姿が浮かび上がります。
「水没した古代都市遺跡」の水底から、水面に浮かぶ船底を見上げるイメージだそうです。
2. キッズプール
メインプールから溢れ出た水が、斜面を緩やかに下って坂下に溜まる構造の浅いプールです。
キッズプールとは言いつつも、斜面に滑り台を設置しなかったのは、あくまで大人の空間のイメージを壊したくなかったから、だそうで。
ただ、初期の頃はプールサイドに水鉄砲を設置していたそうです。
3. チャプチャプ
キッズプールより更に浅い、子供用のプール。
スプリングスは全ての浴槽で温泉水を使用していたそうですが、ここだけは幼児の肌に配慮して水道水を暖めて使っていたとのことです。
4. クアミッド
ピラミッドを半分にカットしたような形状で、湯船も三角形。
名前は「クアハウス」と「ピラミッド」からの造語でしょうか?
ここから流れ出た湯は細い川を通り、「奥の郷」へと流れていきます。
5. 展望風呂
アトリウムに面したスロープを登っていくと、コンクリート製の円筒内に設置されたジャグジー風呂に辿り着きます。
展望とは言いつつも、湯船に入るとアトリウムは見えなかったそうですが…。
これの狙いは「スロープを歩く客の姿をアトリウムから見てもらう」ことで、宣伝効果を期待したものだとか。
6. 打たせ湯
展望風呂のすぐ横にもう一本あった円筒の内部は打たせ湯でした。こちらはスロープではなく下部から入ります。
ただ、水しぶきが隣の人に当たったり、座面に当たった水が激しく跳ねるのを抑制する必要に迫られるなど、色々問題の多かった場所だったそうです。
7. ジャグジー
メインプール横にある、特に何の仕掛けも無い(と記憶している)円形のジャグジー風呂。
全体的に凄く凝った造りだったのに、ここだけちょっと普通だな…? と利用していた当時も思っていました。
8. ボディシャワー
円筒の内部に入ると、壁からお湯が凄い勢いで飛び出してくるアレです。
なかなか気持ち良かったのですが、タイルの表面に藻のような青い汚れが付くため、清掃は従業員泣かせだったとか。
9. バーカウンター
メインプールにやや張り出す状態で設置されたバーカウンター。
当初はここからメインプールに向けてフードやドリンクを出す計画だったのが、保健所の許可が出ずに設備だけが残ったという話です。
プール自体が欠けているわけではなく、水面すぐの高さの位置にせり出している状態なので、潜った状態からそこで浮上すると頭をぶつけます…(経験あり)。
ちょっと長くなりそうなので、今回はここまで。
次回はプール部分の後半です。
一昨年、かつて札幌市中央区はサッポロファクトリーに存在した「サッポロスプリングス」についての記事をなんとなく書いてみましたが、その後なんと当時の関係者の方からお話を聞くことが出来たので、改めて記録としてまとめることにしました。
今回は、プール部分の施設に関するデータです。
とりあえず、基本データを。
サッポロスプリングスは、サッポロファクトリーの中核を担う都市型温浴施設として、ファクトリーと共に1993年にオープンしました。
施設のプロデュースは榎本了壱氏(http://www.atamatote.co.jp/)、設計は竹山聖氏(現・京大教授)、設計組織アモルフ(http://amorphe.jp/)によるもの。
メキシコ・テオティワカン遺跡をモチーフとし、「掘り出し感覚」を意識してデザインされたといいます。
ちなみに、アモルフ社のサイトからは、スプリングスの貴重な内部写真2枚が閲覧可能。
(WORKS→Buildings→1993)
「大人の空間」を意識し作られた施設は、随所に高い芸術性を持っていました。
が、集客のほうは芳しくなかったようで、90年代末にはワンデイスパに営業譲渡&施設名変更、更に数年後にはナムコへ経営が移り「温泉リゾートサリア」となり、ナムコ撤退後も「スパリゾートサリア」として営業を続けた後、2009年初頭に営業を終了。現在跡地はオフィススペースになっているそうです。
スプリングス時代の画像はネット上にもほとんど転がってないですね。画像検索をかけるなら、営業譲渡後の「ワンデイスパ」「温泉リゾートサリア」なんかのキーワードのほうがよく見つかります。
では、プール部分の各施設を解説しましょう。
図を用意したので、それを基に進めていきます。
酷い図ですね…描画ソフトで手書きした結果がこれです。勘弁して下さい。
とりあえず進めます。
1. メインプール
施設中央部に位置する一番大きなプール。
最長部で23mと、一般的な短水路プールよりやや小さいサイズです。
このメインプールの上部には、大きな船の模型が天井から吊り下げられており、夜になるとライトアップされた幻想的な姿が浮かび上がります。
「水没した古代都市遺跡」の水底から、水面に浮かぶ船底を見上げるイメージだそうです。
2. キッズプール
メインプールから溢れ出た水が、斜面を緩やかに下って坂下に溜まる構造の浅いプールです。
キッズプールとは言いつつも、斜面に滑り台を設置しなかったのは、あくまで大人の空間のイメージを壊したくなかったから、だそうで。
ただ、初期の頃はプールサイドに水鉄砲を設置していたそうです。
3. チャプチャプ
キッズプールより更に浅い、子供用のプール。
スプリングスは全ての浴槽で温泉水を使用していたそうですが、ここだけは幼児の肌に配慮して水道水を暖めて使っていたとのことです。
4. クアミッド
ピラミッドを半分にカットしたような形状で、湯船も三角形。
名前は「クアハウス」と「ピラミッド」からの造語でしょうか?
ここから流れ出た湯は細い川を通り、「奥の郷」へと流れていきます。
5. 展望風呂
アトリウムに面したスロープを登っていくと、コンクリート製の円筒内に設置されたジャグジー風呂に辿り着きます。
展望とは言いつつも、湯船に入るとアトリウムは見えなかったそうですが…。
これの狙いは「スロープを歩く客の姿をアトリウムから見てもらう」ことで、宣伝効果を期待したものだとか。
6. 打たせ湯
展望風呂のすぐ横にもう一本あった円筒の内部は打たせ湯でした。こちらはスロープではなく下部から入ります。
ただ、水しぶきが隣の人に当たったり、座面に当たった水が激しく跳ねるのを抑制する必要に迫られるなど、色々問題の多かった場所だったそうです。
7. ジャグジー
メインプール横にある、特に何の仕掛けも無い(と記憶している)円形のジャグジー風呂。
全体的に凄く凝った造りだったのに、ここだけちょっと普通だな…? と利用していた当時も思っていました。
8. ボディシャワー
円筒の内部に入ると、壁からお湯が凄い勢いで飛び出してくるアレです。
なかなか気持ち良かったのですが、タイルの表面に藻のような青い汚れが付くため、清掃は従業員泣かせだったとか。
9. バーカウンター
メインプールにやや張り出す状態で設置されたバーカウンター。
当初はここからメインプールに向けてフードやドリンクを出す計画だったのが、保健所の許可が出ずに設備だけが残ったという話です。
プール自体が欠けているわけではなく、水面すぐの高さの位置にせり出している状態なので、潜った状態からそこで浮上すると頭をぶつけます…(経験あり)。
ちょっと長くなりそうなので、今回はここまで。
次回はプール部分の後半です。
いきなり何だという感じですが。
私が以前行ったり見たりしたもので、今はもう無くなってしまったものなんかの覚えてることを適当にメモっておくカテゴリです。
(なんかいいカテゴリ名思いついたらそのうち変えよう…)
昔をちょっと思い出したいときなんかの参考になりましたら。
とりあえず第1回は「サッポロスプリングス」を取り上げてみます。
この施設は札幌市中央区のサッポロファクトリー二条館4階にありました。
名前からもなんとなく想像がつきそうですが、温浴施設です。ちなみに天然温泉。
1993年のサッポロファクトリー開業当時といえば、まだギリギリなんとな~くバブルの残滓みたいなのが残ってた頃でしょうか。
もちろん設計や起工はそれより前ですから、わりとバブリーな造りといえるでしょう。
あの広いアトリウムとか随所に見られるレンガとか、室内の花壇、芝生、池とか。
近くに親戚が住んでいたこともあって、私もちょこちょこファクトリーに行くことがありました。
で、よくみんなで遊びに行っていたのがこのサッポロスプリングス。
エレベーターで4階に上がるとすぐエントランスがあります。
入って右手に下駄箱が並んでいて、正面にフロント。
ここで受付を済ませたら、右手にあるなかなかに長い通路に入ります。
この通路は間接照明で足元から照らされていて、ちょっとした別世界に行くような感じに。
…と思ったら、一転して明るい部屋に。壁を見渡すと、なんか前衛芸術みたいな絵が描かれていたような記憶があります。
そこを抜けると確か左側に休憩コーナーがあって、正面に更に進むと更衣室。左が男子更衣室で右が女子更衣室、だったかなぁ…?
更衣室は、壁際に鏡台が並んで、その反対側にロッカーがあるスタイルで。壁にずらっと並んでるんじゃなくて、櫛型の配置。
プールへの入口のほうに進んでいくと、手前に脱水機とシャワーブースがある部屋があります。
水着に着替えてプール入口を抜けたら、シャワーをかぶっていざプールへ。
ここでいままで進んできた方向からUターン。
そうすると右手がガラス張りになっていて、表にある露天風呂が見えます。この露天風呂はかまくらみたいになっていて、少人数で入るようになってたんですよね。
そこを抜けると、まず右手にあったのは確かキッズプール。スロープがついてて、横を通る通路は階段になってたはず。
階段を上ると、すぐ右手にジャグジー風呂。その横がメインプールで、プールサイドにはビーチチェアが並んでました。
プールの真上には巨大なクジラの模型が吊るされてて、その上は全面天窓なので空が見えます。ちなみにビーチチェアのあるところまでは天井が低くなってた。
プールは微妙に変則的な形で、キッズプール側の端が凸みたいになってました。長さも最長部で22.5mくらいだったような。
ジャグジーのあたりの左手にはちょっと下る階段があって、そこがレストラン「トンパ」。トンパ文字を壁とか窓にあしらったかわいいお店でした。通路側カウンターには小窓がいくつもついていて、プール側を見られます。フライドポテトとか食べたなぁ。
通路をプールサイドに沿って突き当たりまで進みます。
そしたら左手には下り階段があって、その先は確かスタッフルーム。
正面には打たせ湯があったような、なかったような…。
右に進むとプールの辺の短い側に出ますが、このへんがプールと温泉の境目でしたね。
で、プール横に「クアミッド」っていうお風呂がありました。
そうなんです、ここの面白いところって、それぞれのお風呂のネーミングだったんですよ。
これはクア+ピラミッド、ってことでしょうか。形も三角でしたし。
ここから施設の奥のほうにあるお風呂にお湯が流れていってたみたいです。
お風呂はさっきのプール横からコの字っぽい通路が出ていて、コの中が「半月」。全体にごく浅くお湯が流れてて、いくつか壁が出ているところの足元に半月状の深みがあって、そこに入るってわけです。
コの字をさっきの打たせ湯側から回るように進むと、なんかゴロ寝するようなお風呂とかがいくつかあって(名前忘れた!)、一番奥には檜風呂「ザ・ヒノキ」。
通路の反対側に行って、サウナとその手前に水風呂「ヒヤヤ」、その横がミストサウナ、でクアミッドの前に戻ってきます。
ここから窓際に沿ってゆっくりと上っていくスロープがあって、その先にはなんか筒状のコンクリート構造物の中にお風呂。この通路からはアトリウムを一望出来たんですが、ここも名前忘れちゃった…。
クアミッドとスロープの間を通ると、途中で下り階段があったんだったかなぁ。その先なんかプールサイドのカウンターっぽいのがある場所に通じていたり、もっと下ると変なとこにお風呂がもうひとつあったような気がしたりしなかったり…。
そこを抜けるとまたキッズプール横に戻るわけです。
うーん、覚えてる限りで書いてみたはいいけど、文字だけで説明するのは非常に難しい…。
そのうち記憶上の見取り図でも書いてみましょうかね。
なつかしいなぁー。
最後に行ったのはたぶん1998年くらいで、その時まだ小学生の3年生か4年生くらいでした。
スプリングスはその後何度か運営会社の変更と改装があり、ワンデイスパやらサリアやらと名前が変わった挙句、2009年初頭に営業を完全に終了します。
跡地は市税事務所になっているとか。プール部分は跡形もなくなっていることでしょう。
そんな経緯のせいか、ネット上にスプリングス時代の写真や情報なんかはほとんどありません。
譲渡・改装後ならほんの少しはあるんですけどね。
あの独特のデザインと雰囲気は、小学生の私にもなかなかに強烈な記憶を残したようです。
ファクトリー全体でも、あっちこっちにあった機械デザインの装飾とか、階段に書いてあったひらがな(あれの意味は結局わからなかった)とか、建物全体が芸術作品のようなそんな印象がありました。
そういうのも改装でほとんど全部取っ払っちゃいましたもんね。
なんとなくやってみましたけど、どうなんだろうこれは…。
ほぼ全てが記憶頼りな上に、文字情報しかなくてわかりにくい誰得って感じですけど。
現在はこうなっている、みたいな画像をつけとくとちょっといいかなとは思ったり。
あとは読んでいただいた皆様に想像力と妄想力を膨らませていただくという感じで(投げやり)
まだいくつか書いてみたいネタはあるので、とりあえずは次もやってみます。
ほぼ札幌市内ネタになるとは思いますが。
私が以前行ったり見たりしたもので、今はもう無くなってしまったものなんかの覚えてることを適当にメモっておくカテゴリです。
(なんかいいカテゴリ名思いついたらそのうち変えよう…)
昔をちょっと思い出したいときなんかの参考になりましたら。
とりあえず第1回は「サッポロスプリングス」を取り上げてみます。
この施設は札幌市中央区のサッポロファクトリー二条館4階にありました。
名前からもなんとなく想像がつきそうですが、温浴施設です。ちなみに天然温泉。
1993年のサッポロファクトリー開業当時といえば、まだギリギリなんとな~くバブルの残滓みたいなのが残ってた頃でしょうか。
もちろん設計や起工はそれより前ですから、わりとバブリーな造りといえるでしょう。
あの広いアトリウムとか随所に見られるレンガとか、室内の花壇、芝生、池とか。
近くに親戚が住んでいたこともあって、私もちょこちょこファクトリーに行くことがありました。
で、よくみんなで遊びに行っていたのがこのサッポロスプリングス。
エレベーターで4階に上がるとすぐエントランスがあります。
入って右手に下駄箱が並んでいて、正面にフロント。
ここで受付を済ませたら、右手にあるなかなかに長い通路に入ります。
この通路は間接照明で足元から照らされていて、ちょっとした別世界に行くような感じに。
…と思ったら、一転して明るい部屋に。壁を見渡すと、なんか前衛芸術みたいな絵が描かれていたような記憶があります。
そこを抜けると確か左側に休憩コーナーがあって、正面に更に進むと更衣室。左が男子更衣室で右が女子更衣室、だったかなぁ…?
更衣室は、壁際に鏡台が並んで、その反対側にロッカーがあるスタイルで。壁にずらっと並んでるんじゃなくて、櫛型の配置。
プールへの入口のほうに進んでいくと、手前に脱水機とシャワーブースがある部屋があります。
水着に着替えてプール入口を抜けたら、シャワーをかぶっていざプールへ。
ここでいままで進んできた方向からUターン。
そうすると右手がガラス張りになっていて、表にある露天風呂が見えます。この露天風呂はかまくらみたいになっていて、少人数で入るようになってたんですよね。
そこを抜けると、まず右手にあったのは確かキッズプール。スロープがついてて、横を通る通路は階段になってたはず。
階段を上ると、すぐ右手にジャグジー風呂。その横がメインプールで、プールサイドにはビーチチェアが並んでました。
プールの真上には巨大なクジラの模型が吊るされてて、その上は全面天窓なので空が見えます。ちなみにビーチチェアのあるところまでは天井が低くなってた。
プールは微妙に変則的な形で、キッズプール側の端が凸みたいになってました。長さも最長部で22.5mくらいだったような。
ジャグジーのあたりの左手にはちょっと下る階段があって、そこがレストラン「トンパ」。トンパ文字を壁とか窓にあしらったかわいいお店でした。通路側カウンターには小窓がいくつもついていて、プール側を見られます。フライドポテトとか食べたなぁ。
通路をプールサイドに沿って突き当たりまで進みます。
そしたら左手には下り階段があって、その先は確かスタッフルーム。
正面には打たせ湯があったような、なかったような…。
右に進むとプールの辺の短い側に出ますが、このへんがプールと温泉の境目でしたね。
で、プール横に「クアミッド」っていうお風呂がありました。
そうなんです、ここの面白いところって、それぞれのお風呂のネーミングだったんですよ。
これはクア+ピラミッド、ってことでしょうか。形も三角でしたし。
ここから施設の奥のほうにあるお風呂にお湯が流れていってたみたいです。
お風呂はさっきのプール横からコの字っぽい通路が出ていて、コの中が「半月」。全体にごく浅くお湯が流れてて、いくつか壁が出ているところの足元に半月状の深みがあって、そこに入るってわけです。
コの字をさっきの打たせ湯側から回るように進むと、なんかゴロ寝するようなお風呂とかがいくつかあって(名前忘れた!)、一番奥には檜風呂「ザ・ヒノキ」。
通路の反対側に行って、サウナとその手前に水風呂「ヒヤヤ」、その横がミストサウナ、でクアミッドの前に戻ってきます。
ここから窓際に沿ってゆっくりと上っていくスロープがあって、その先にはなんか筒状のコンクリート構造物の中にお風呂。この通路からはアトリウムを一望出来たんですが、ここも名前忘れちゃった…。
クアミッドとスロープの間を通ると、途中で下り階段があったんだったかなぁ。その先なんかプールサイドのカウンターっぽいのがある場所に通じていたり、もっと下ると変なとこにお風呂がもうひとつあったような気がしたりしなかったり…。
そこを抜けるとまたキッズプール横に戻るわけです。
うーん、覚えてる限りで書いてみたはいいけど、文字だけで説明するのは非常に難しい…。
そのうち記憶上の見取り図でも書いてみましょうかね。
なつかしいなぁー。
最後に行ったのはたぶん1998年くらいで、その時まだ小学生の3年生か4年生くらいでした。
スプリングスはその後何度か運営会社の変更と改装があり、ワンデイスパやらサリアやらと名前が変わった挙句、2009年初頭に営業を完全に終了します。
跡地は市税事務所になっているとか。プール部分は跡形もなくなっていることでしょう。
そんな経緯のせいか、ネット上にスプリングス時代の写真や情報なんかはほとんどありません。
譲渡・改装後ならほんの少しはあるんですけどね。
あの独特のデザインと雰囲気は、小学生の私にもなかなかに強烈な記憶を残したようです。
ファクトリー全体でも、あっちこっちにあった機械デザインの装飾とか、階段に書いてあったひらがな(あれの意味は結局わからなかった)とか、建物全体が芸術作品のようなそんな印象がありました。
そういうのも改装でほとんど全部取っ払っちゃいましたもんね。
なんとなくやってみましたけど、どうなんだろうこれは…。
ほぼ全てが記憶頼りな上に、文字情報しかなくてわかりにくい誰得って感じですけど。
現在はこうなっている、みたいな画像をつけとくとちょっといいかなとは思ったり。
あとは読んでいただいた皆様に想像力と妄想力を膨らませていただくという感じで(投げやり)
まだいくつか書いてみたいネタはあるので、とりあえずは次もやってみます。
ほぼ札幌市内ネタになるとは思いますが。